PS4「ラチェット&クランク THE GAME」の感想

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PS4向けとして発売された「ラチェット&クランク THE GAME」の感想まとめです。

若干のネタバレがありますが、ほんの少しなので未プレイの方が見ても問題ないはず。
購入の参考などにしたい方は、ぜひレビューをチェックしてみてください。

発売日:2016年8月9日
リンク:公式サイト

どんなゲーム?

PS2で発売した「ラチェット&クランク」のリブート作品。

PS2で出来なかったことを実現したのが、PS4版「ラチェット&クランク THE GAME」です。
ラチェット&クランクが一から作り直されていて、初代ラチェットをやりこんだ人でも新作を遊ぶような気持ちで楽しむことができます。

追加要素と解除された要素

リブートだけあり、全てが一新されている。
その為、追加された部分と解除された部分が多い。
一部の惑星やキャラクターなどが解除された。
スキルシステムも完全に解除されています。

逆に新たなストーリー、ステージ(惑星)、新たな敵、武器ガラメカなどが追加。
スキルシステムに替わるやりこみ要素として、「ホロカード」が追加。
カードを集めてコレクションしていくやりこみ要素で、RYNOカード(レアカード)も含めると100枚以上になる。
スキルシステムに替わるやりこみ要素です。
ダブったカード5枚を未修得のカード1枚と交換できるので、遅くても2週目の中盤にはコンプリートできるので、ストレスなく集めていくことができる。

他にゴールデンボルト、武器のアップグレードなどは初代ラチェットからそのまま残っている。
消された部分もあれば、追加された部分もあるので一長一短です。
解除された部分を受け入れて、新しいラチェットとして楽しむのが良さそうです。

ちなみに声優などは初代ラチェットと同じなので、当時遊んでいた人も違和感なくプレイできるはず。

ストーリーは洋ゲー的

発売はソニーですが、開発は海外のメーカーです。

そのためか、ストーリーやグラフィックは若干洋ゲーぽさが。
アメコミやらカートゥーンやら色々な要素を取り入れたような感じ。
子供向けでもあるので、ストーリーは分かりやすく誰でも楽しめる。
いかにも洋ゲーという感じではないので、日本人でも楽しむことはできると思います。

主人公のラチェットやクランクはポップな感じで魅力的。

とあるシーンで発生するクランクを見送るラチェットの心配そうな表情など、胸をくすぐられるような場面もある。
ここのラチェットが可愛かったです。
登場する女の子はいかにも洋ゲーで、可愛らしいのを期待すると痛い目をみます。

ホバーボードレースが楽しい

ストーリー中盤でプレイできるホバーボードレースが楽しい。
いわゆるレースゲームで、簡単操作でレースが楽しめる。
本格的なものではなく、ちょっとしたおまけなので、そこまで作りこまれてはいない。

コースの種類が少ないのが残念。
(難易度はブロンズ,シルバー,ゴールドの3種類)

ボバーボードレースでタイムアタック系のトロフィーがあるので、レースゲームが苦手な人はトロフィーを解放するのにかなり苦戦すると思います。
場合によってはこれが最難関になる。
リトライも一度ステージに戻ってからじゃないとできないのでかなり面倒。
このトロフィーを解除したい場合はややストレスになるかもしれない。

感想

古きよき伝統的な3Dアクションゲームという感じ。
良いか悪いかは別にして、ストーリーは短め。
難易度は若干高い気もするが、ストーリー中は難易度をいつでもイージー・ノーマル・ハードから切り替えれるので、アクションが苦手な人でもクリアできるレベル。
チェックポイントが多く、死んでもペナルティーなしで直前からやり直せるので、死んだときのストレスはかなり少ないです。

スパイシリンダーというパズル要素もある。
これが少し難解で、頭をひねらないと解くのに時間がかかります。
救済処置としてオート解除機能があるが、これを使うとトロフィーコンプリートできない。
トロフィーをコンプリートするには自分で解く必要があります。

近年のラチェットシリーズは、古くからのファンからすると不満もあったそうです。
今作は海外でも高評価されていて、『ラチェットの復活だ!』という人もいたくらいだとか。

ボリュームややや低いものの、アクションとしての完成度は高く、リブートとしては大成功と言っても良いと思います。
今後新たなラチェットの新作を出すのか、それとも2をリブートするのかは分からないが、この成功がきっかけで次回作にも期待が持てる内容になったと言える。

不満点

■ムービースキップ
ムービーなどはスキップできるのだが、一部スキップできない所がある。
一番面倒に感じたのは、船の移動。
惑星を移動するのにムービーが導入されて、それが15秒前後かかる。
惑星の移動自体は少ないだが、それでもスキップできないのはかなり面倒に感じた。

■ボリューム
ボリュームは短め。
アクションゲームとしては並程度。
リメイクなら惑星などを増やしてボリュームアップもできたのだろうが、一から作り直しているのでこればかりは仕方ないか。
武器を全てアップグレードするなど2週目をプレイしたくなるやりこみもあるので、それでボリューム不足を補うしかなさそう。

まとめ

ラチェットシリーズのファンなら楽しめる出来になっている。
キャラクターは洋ゲーチックだが、極端ではないので、アクションが好きならやってみる価値はある。

グラフィックはPS2を元にしたゲームとは思えなく、グラフィックに関してはPS2版と別物と考えていい。
広大な宇宙を冒険していくSFチックなグラフィックは必見です。

スコア

■音楽:40点
└特に惹かれるようなBGMはなかった。悪くはない。シリーズファンならよく感じるのかも。
■熱中度:60点
└ややボリュームが少ない分、熱中してクリアはできた。
■楽しさ:70点
└ストレスなくプレイできるので、最初から最後まで楽しめた。
■総合評価:65点
シリーズファンなら買っていいかも。初めての方でも、3Dアクションが好きなら楽しめるかと。

※この記事は解除したブログから移転したものです。移転にあたり、加筆などを行っています。